どんな入試広報なら学生の印象に残りやすい?
入試広報ではどのような要素を取り入れたら、学生の興味を引けるのでしょうか。
欲しい情報がひと目でわかる
どのような大学なのか、どんな学部なのかなどを、細かく説明するよりも端的に伝えた方が、学生の印象に残りやすくなります。
代表的なものとしては、「キャッチコピー」が挙げられるでしょう。TVCMや駅構内、電車内広告などで、キャッチコピーを効果的に使っている場面をよく見かけます。
インパクトがあり、短い文章で大学のイメージが伝えられるので、キャッチコピーに力を入れてみるのもおすすめです。
また、ほとんどの学生が大学に関する情報をネットで調べています。
ウェブサイトで大学の印象やイメージを伝えるときには、イメージに合ったフォントを使用したり、イラストや図をうまく利用したりすると効果的でしょう。
サイトのメニューや見出しを工夫して、どんな情報が見られるのか、わかりやすくすると直感的に理解しやすくなります。
学生の嗜好に合ったデザインを使っている
大学のイメージが湧き、好感を持ってもらえるデザインを使うようにしましょう。
目を引くようなインパクトがあったり、トレンド感のあるデザインを取り込んだりすれば、大学のイメージが伝わりやすいです。
また、写真やイラスト、文字をみて、自分がこの大学に通っているイメージを掻き立てるようなものになっていると、なお良いでしょう。
スマートフォンを使って大学の情報を集める学生も多く、スマートフォンでウェブサイトを見たとき、わかりやすい、見やすいレイアウトにすることも大切です。
入試広報には学生の心に刺さるクリエイティブを取り込もう!
大学や学部についての情報を、ただ紹介するだけでなく、大学生活のイメージを膨らませられるような広報を目指していくことが重要です。
具体的にどのようなクリエイティブが効果的なのか、詳しく紹介します。
在学生のリアルな風景を映し出す
ウェブサイトに使用する画像やSNSでの投稿内容の際に、入試広報に在学生の写真を活用すれば、受験生が大学の学生になったときをイメージしやすくなるでしょう。
例えば、在学生が実際に講義を受けているところを取り入れることで、どんな講義があるのか、講義の雰囲気なども伝えやすくすることが可能です。
また、文化祭といった大学のイベントや課外活動を行っている学生などを取り入れると、 大学でどのような生活を送っているか、どんなことに取り組んでいるか、大学が力を入れている部分などを感じ取ることができます。
学生に直接インタビューしたコンテンツがあると、記事自体や内容、大学に対しても、より親近感がわきやすくなります。
大学では何を楽しみにしているか、どのような勉強をしているか、勉強に対する姿勢、どんな大学生活を送っているかなどを身近に感じることができます。
学生の話を大学生になった自分に置き換えて、自分がこの大学に通ったらと想像を膨らませることにつながるでしょう。
手書き文字を使う
よく目にするフォントや、かたい印象のフォントでは、学生の印象に残りにくいでしょう。
そこで、親しみやすさが持てる「手書き風のフォント」がおすすめです。
手書き風フォントを取り入れると、活字とは違ってインパクトがあり、つい注目してしまうので、メッセージの内容にも目がいってしまいます。
また、手書き文字の筆跡や筆圧、形、文字の太さなどが与える印象によっても、また違った効果が期待できます。
学生に持ってもらいたい大学のイメージに合わせて、フォントを変えれば、個性的な印象を与えることもできるでしょう。
学生に語りかけるような文章を取り入れる
知名度があったからとりあえず大学を選んだ、勧められたまま大学に入った、なんとなくいいと思って大学を決めた。
このように大学のことをよく知らなかったり、興味がなかったり、魅力を感じたりしないまま大学に入ると、大学に入ってからとくに学びたいことが見つからず、自分の将来像についてもイメージを持ちにくくなります。
大学に入る目的や大学に入ったらしたいこと、自己像を明確に持って大学に入ったほうが、充実感があり、卒業するときも将来像や次の目標を見つけやすいといえるでしょう。
そのためにも、大学でどのような生活がしたいか、どのような自分になりたいか、どのようなことが学びたいか、大学生になった自分のイメージを持ってもらうことが重要です。
そこで、学生がイメージを膨らませやすいように、大学広報には学生に語りかけるような文章を入れてみましょう。
語りかけられると、自分のことのようにリアリティが出るので、大学に通っている自分と置き換えやすくなります。
入試広報の情報を効果的に届けるためのコツ
入試広報の情報を、できるだけ多くの学生に届けるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
シチュエーションを意識する
入試広報では、受験生をはじめ、保護者や高校の職員など、さまざまな人から見られることを想定して発信することが重要です。
見た人によって、受ける印象が違うということがないようにしましょう。そのためには、大学のイメージや価値観、与えたい印象を明確にして、ぶれが起きないように気を付けることが大切です。
また、ウェブサイトやSNSの情報から受ける印象や、記載されている内容のわかりやすさも、大学のイメージにつながります。
大学が提供するコンテンツを見たときに、あまり良い印象を受けなかった、楽しそうでない、記載されている内容がよくわからないといったことがないようにしましょう。
ウェブサイトにおいて、見せたい情報をわかりやすく伝えられるようにするためには、ウェブサイトを訪れる、それぞれの人に合わせた情報提供・情報発信も重要になります。
学生向けなら流行を取り入れたデザイン、保護者向けなら落ち着いたデザインにするなど、見た目や与える印象についても工夫が必要です。
大学らしさを追究する
まだ大学に通ったことがない学生にとって、興味のある大学がどのような大学なのか、楽しみでもありますが、不安な面もあるでしょう。
どのような大学だと印象づけたいか、あらかじめ方向性を決めておくことが大切です。
例えば、ウェブサイトでは大学の特徴を踏まえて、そのイメージに合うデザインにしましょう。ウェブサイトを見たときに、スタイリッシュやスマート、ソフトなど、どんな大学なのか、一瞬でイメージが湧くものが良いです。
イメージに統一感がないと、それを見た学生が混乱してしまうこともあるので、大学のカラーや印象などを決めて、トーン&マナーを統一させるようにしましょう。
大学のイメージが定着していけば、大学のブランド価値が高まることも期待できます。
まとめ
受験生が大学の情報収集をする際、パソコンからウェブサイトにアクセスするよりも、手軽に使えるスマートフォンを利用してアクセスすることが多いでしょう。
スマートフォンからウェブサイトにアクセスすることも考えて、レイアウトを考えるのを忘れないようにしてください。
学生にとって身近であり、一度にたくさんの情報を与えられるLINEやSNSもうまく活用して、大学を上手にアピールしましょう。