大学入試広報のカギは「SNSでのブランディング戦略」にある!

大学入試広報でSNSを用いてブランディングを行うには、重要性や各SNSにおける特性を把握したうえで戦略を練る必要があります。 では、大学のブランディングに活用されているSNSには、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。 この記事では、大学入試広報でSNSによるブランディングを行う重要性や、各種SNSの特徴と、SNSを活用したブランディングを行う際の注意点について解説します。


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大学入試広報がSNSでブランディングを行う重要性

大学入試広報がSNSでブランディングを行うのは、広報として多くの学生に認知度を広めるためだけではありません。

まずは、大学入試広報がSNSでブランディングを行う重要性や目的について紹介します。

高校生の多くがSNSを利用している

総務省の調査によると、13歳~19歳の大学入試に臨む高校生が含まれる年齢層におけるSNS利用率は、令和元年度には72.6%となっています。

出店:総務省「令和元年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」

上記にもあるように多くの高校生がSNSを日常的に利用していることが読み取れます。SNSはコミュニケーションツールとしてだけでなく情報収集の手段としても活用できるため、利用の幅が広いです。

大学入試広報でも、入試のアナウンスだけでなく大学の魅力を発信するツールとして高校生の利用率が高いSNSを利用すれば、多くの学生の目にとまりやすくなります。

入学者の質が上がる

大学入試広報でSNSを利用するのは、認知度アップだけでなく入学者の質向上につなげる目的があります。

大学の魅力や実際に学んでいる学生の様子を知ることで、その大学にしかない魅力に共感した学生が志望してくれるようになるためです。

大学としてのブランド価値が高まれば入学者の質がアップし、さらに意欲的に学びたいと考える学生が増えていくでしょう。

大学入試広報におけるブランディングの重要性については、以下のページでも紹介しています。
選ばれる大学になる?大学で実践すべき「入試広報ブランディング」とは?!

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大学のブランディングに役立つSNS

大学入試広報にSNSを活用する際には、それぞれのSNSごとの特徴を把握しておくことが重要です。ここからは、SNS各種の特徴や違いと、広報に活用するポイントについて紹介します。

Twitter

Twitterは幅広いユーザーに利用されているSNSで、情報発信のスピード力と拡散力に優れている特徴があります。

ユーザーと近い距離でコミュニケーションを取ることができるため、学生からの質問に答えたり、話題性のある投稿を拡散してもらったりして活用する方法がおすすめです。

話題性の高い投稿は、ネットニュースやテレビ番組などで取り上げられることも多く、上手く運用できれば低コストで高い広報効果を引き出すことができます。

大学入試広報向けのTwitterの運用方法に関しては、以下のページでも紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
Twitterの運用方法とは|大学入試広報に使える

Instagram

Instagramは10~20代の女性にとくに人気が高いSNSです。画像や動画の投稿が主軸になるため、文章よりも視覚的に魅力を伝えられるメリットがあります。

大学入試広報に活用する場合には、学生生活の様子に加え、校舎やキャンパス、学生食堂のメニューなど、その学校にしかない魅力を写真や動画で発信するのがおすすめです。

また「インスタ映え」の言葉があるように、おしゃれな雰囲気のSNS映えするような写真を好むユーザーが多くいるため、写真の撮り方なども工夫すると良いです。

大学入試広報向けのインスタグラムの活用法については、以下のページでも紹介していますので、ぜひご覧ください。
大学入試広報でインスタグラムを活用することができる?その方法とは

Facebook

Facebookは実名登録制のSNSで、10代の利用率はほかのSNSに比べると低いものの、保護者や海外の留学生向け情報発信がおすすめです。

実名なので信頼性が高いことも特徴で、ほかのSNSと比べて長文の投稿にも適しています。

TikTok

TikTokは10代に人気のあるSNSで、投稿は文章ではなく十数秒~数十秒程度のショートムービーがメインになります。

カジュアルな雰囲気が強みなため、大学入試広報に活用する場合には、大学の堅苦しさを消し、楽しさや面白さ、親しみやすさを訴求した投稿内容にすると良いでしょう。

YouTube

若者の利用率が高いYouTubeも、大学入試広報のブランディングに適しているといえます。

InstagramやTikTokに比べて海外ユーザーの利用者数が多く、グローバルな配信力が高いのが特徴のひとつです。80言語に対応しており、外国人学生との接点を作ることもできるでしょう。

また、Youtube Studioの機能をSNSブランディングに活用することができます。アナリティクスの分析項目には、インプレッションのクリック率、また人気動画やアクセス数の多い時間など、動画チャンネルのパフォーマンスなどがあります。

あらゆるレポートを確認しつつ、効果の高い動画をもとに戦略を立てることができるでしょう。

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ブランディングにSNSを活用する注意点

ブランディングにSNSを活用する際には、いくつかの注意点があります。SNSの特性に合わせた運用を行わなければ効果を引き出せなくなるためです。

ここからは、SNSをブランディングに活用する際の運用におけるポイントや注意点について解説します。

拡散されるための工夫が必要

SNSブランディングはSEO効果を期待できません。Youtubeであれば自然検索から流入する可能性はありますが、SNSのリンクには検索エンジンからの評価を無効化するタグが記述されています。SNS内でどれだけ拡散されていても、検索結果で上位表示されることはほとんどないと言って良いでしょう。

SNSでブランディングを行うのであれば、各媒体の中で見つけてもらえるようコンテンツの内容や投稿時間を工夫することが重要です。学生の目を引く魅力的なコンテンツや、ハッシュタグを活用してターゲットに見つけてもらえるようにしましょう。投稿時間は休日の土日や、勉強の合間などに携帯を見やすい20時~21時あたりがおすすめです。

発信したい情報が多い場合はアカウントを使い分ける

発信したい情報量によって、アカウントを使い分けたり媒体を変えたりして、ユーザーにとって価値のある情報提供を行うことが重要です。

ブランディングには投稿内容に一貫性をもたせることが大切です。大学の様子や雰囲気などを発信するなら画像や動画の投稿が主軸になるInstagram、学生からの質問に答えるなど双方向のやりとりを前提とするならTwitterなど、発信する内容によって適する媒体を選ぶと良いでしょう。

発信させる内容が多岐にわたる場合など、一貫性をもたせることが難しい場合には、それぞれアカウントを分け、受験生向け・保護者向けなどターゲットを限定して運用しましょう。大学のブランドイメージを確立させるためには、各媒体で一人称や口調などもできるだけ統一し、学生に持ってもらいたいイメージに沿うように徹底することが重要です。

運用には学生の意見を取り入れる

SNSで大学のブランディングを行うのであれば、学生の意見を取り入れるのもポイントのひとつです。

大学側が発信したい情報と受験生が知りたい情報は、必ずしも同じとは限りません。そのため、学生の意見に耳を傾け、学生と一緒に運用していく意識をもつ必要があります。

受験生に向けて知りたい情報のアンケートを取るなど、対策を講じると良いでしょう。

在学中の学生自身が、自分の在籍校の魅力を後輩に伝えていきたいという意欲がうまれ、自然に内部ブランディング(インターナルブランディング)にもつながります。

在籍している学生が、その大学の学生であることを誇りに思えるようになれば、さらに入学してくる受験生の質向上にも役立つでしょう。

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まとめ

SNSを活用した大学のブランディングは、大学がどのような方法で自校の魅力を発信していくかを検討する機会にもなります。

SNSを活用したブランディングをオープンキャンパスや学園祭などのイベントとリンクさせ、高校生に実際に足を運んでもらえるように導線をつなげて運用しましょう。