大学入試広報では欠かせない!デジタルマーケティングに必須のツール

デジタルマーケティングを活用した入試広報を行う際、どのようなツールを使ったらいいかわからないとお悩みの入試広報担当者の方もいるのではないでしょうか。 また、これまでマーケティングに触れる機会がなかった人の中には、なぜ入試広報にマーケティングのツールが必要なのかわからない方も多いはず。 この記事では、入試広報でデジタルマーケティングを活用する際に欠かせない必須ツールをご紹介します。 また、ツールを活用することによって得られる効果も解説しますので、入試広報にデジタルマーケティングを取り入れたい入試広報担当者の方はぜひ参考にしてください。


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マーケティングのツールを使うと大学入試広報をより効率化できる!

デジタルマーケティングの効果を最大限に発揮するために使われるツール。のちほどご紹介しますが、ツールは用途に合わせてさまざまな種類があります。

これまでマーケティングに触れる機会のなかった人には、なじみのないツールばかりでしょう。しかし今回ご紹介するツールは、これからの入試広報には欠かすことができません。

では、マーケティングのツールは入試広報にどのような効果をもたらすのでしょうか。ツールを活用した効果について具体的に解説していきます。

志願者候補となる受験生の興味・関心がわかる

マーケティングのツールを活用することによって、志願者候補となる受験生の興味・関心がわかります。なぜなら、ユーザーが取ったWeb上の行動履歴がデータとなり、そのデータを分析することでユーザーの求めている情報がわかるからです。

たとえば、大学の公式サイトへの訪問回数、ページの閲覧履歴などによって、サイトを訪れた人がどのような情報を求めているのかがわかります。

よく見られているページには、受験生に興味・関心がある情報が掲載されていると分析できます。サイトの中でよく読まれている記事があれば、その記事の内容をさらに掘り下げて充実させることで、さらなるアクセス数を見込める可能性もあるでしょう。

ツールに蓄積されたデータを分析し、受験生に自分たちの大学をアピールするにはどのような情報を発信したら良いのか考えながら施策を計画することで、より効果の高い入試広報を行えるようになるのです。

大学入試広報の効果がはっきりわかる

また、ツールを活用することによって、入試広報の効果を測ることができます。
なぜなら、Web上で行われた施策は、すべて客観的な数値によって成果があらわれるからです。

具体的には、下記のような数値で施策の効果を測ることができます。

・Web広告の反応率やWebサイト上の行動
・Twitterのいいねやリツイートの数
・動画の視聴回数

このように、Web上で行われた施策の効果は数値としてあらわれるため、成功と失敗を客観的に判断できます。

そのため、これまでのように施策を実施してもどのくらい効果があったのかわからない状態から脱出できるのです。また、ツールから得られるデータを分析して施策がうまくいかなかった原因や問題点を見つけることもできるでしょう。

実施した施策の効果を測れることで、無駄な施策の実施を減らすことができ、効率的に入試広報活動を行えるようになります。

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大学で使える!デジタルマーケティングに必須のツール

マーケティングのツールを使用することで得られる効果がわかったところで、実際にどのようなツールがあるかご紹介しましょう。

今回ご紹介するツールはどれもデジタルマーケティングに欠かせないものばかりですので、ぜひ活用してみてください。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、検索の状況を正しく理解するためのツールです。自分たちのサイトが検索結果で表示されるとき、どのようなキーワードで検索して流入してきたのかがわかります。

サイトを訪れた人がどのようなキーワードで自分たちの大学のサイトにたどり着いたかを知ることは、ユーザーのニーズを理解するのに非常に役立ちます。

たとえば、「○○大学 入試 傾向」で検索しているユーザーが多ければ、大学の入試傾向を知りたいと考えている受験生が多いことがわかります。

このキーワードで検索する受験生のニーズを満たす情報をサイトに掲載できれば、サイトのアクセス数を増やすことができるでしょう。

検索キーワードは、受験生の求めている情報を知るために欠かせないデータです。ぜひGoogleサーチコンソールを使用して、検索キーワードを調べてみてください。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、サイトのアクセス解析に役立つツールです。どれくらいの人がアクセスしているか、どのページが見られているかがわかります。

記事のアクセス数によってユーザーの興味・関心を分析できるため、サイトを訪れた人がどのような情報を求めているのかを分析できます。

また、サイト内でユーザーが最終的にどのような行動にいたったのかを知ることも可能です。どの経由でサイトに訪れたか、どんなユーザーが具体的にどのページに関心を持って動いたのかを知ることで、入試広報における施策の目標をより明確に設定することができます。

さらに、どのデバイスでどれくらい閲覧されているかもわかるため、多く閲覧されているデバイスにあわせたデザインにサイトを設計すれば、さらにアクセス数を増やすことができます。

YouTubeスタジオ

YouTubeスタジオは、動画コンテンツの効果を測るためのツールです。動画の再生回数がわかるだけでなく、どの場面で動画から離脱されているか、一回あたりの平均再生時間がいくらなのかがわかります。

動画は、ただ制作すればいいというものではなく、受験生に最後まで見てもらうことを考えなければいけません。離脱される場面がはっきりとしているならば、その部分に視聴者を飽きさせる問題点が隠れている可能性があります。

また、動画を見てもらうための導線を考えることも重要です。方法としては、検索結果に表示される画像で興味を持ってもらえるように最適化する、動画内に誘導したいリンクを設定する、再生リストを作成して動画の視聴回数を増やすなどが挙げられます。

YouTubeスタジオでは、どのコンテンツから動画が再生されているかもわかります。より多くの受験生に動画を見てもらえるように、YouTubeスタジオから得られるデータを最大限に利用していきましょう。

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積極的なツールの活用が、大学入試広報の成功につながる

今回ご紹介したツールはどれも無料で使用できます。しかし、実際に使ってみると操作方法やデータの分析など、難しいと感じる人も多いかもしれません。

また、マーケティングツールは企業が使うもので、大学の入試広報には必要ないと感じる方もいるでしょう。

たしかに、はじめて使うツールで見たこともないデータを分析するのは容易ではありません。しかし、今回ご紹介したツールは大学入試広報でも積極的に使っていきたいものです。

なぜなら、ツールを使用することによって得られるデータは客観的な数値であるため、施策の効果が測れるようになるからです。データを分析することで、施策の問題点にいち早く気づくことができ、リアルタイムで修正しながら広報活動を行えます。

また、ツールから得られるデータは、受験生の立場や考えを推測するのに非常に役立ちます。受験生が求めている情報を発信していくためにも、ツールは積極的に活用していきましょう。

さらにもうひとつ、ツールを活用することによって得られる大きなメリットがあります。それは、ツールから得られるデータが学内での説得材料になるということです。

学内にはこれまでのやり方にこだわり、新しい手法を取り入れることを嫌う人たちが一定数存在します。そのため、時代の変化に合わせた広報活動を行えないと悩んでいる入試広報担当者の方も多いのではないでしょうか。

新しい施策を実施したいとき、施策の予算取りをしたいときなど、施策の効果を数値であらわせるのは大きな説得材料になります。

時代の変化に合わせて入試広報を行うことは、18歳人口が減少していくこれからの時代を乗り切るためにも非常に重要なことだといえるでしょう。

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まとめ

デジタルマーケティングを行う際に欠かせない必須のツールをご紹介しました。
マーケティングのツールは大学の入試広報には関係ないと思われがちですが、実際には受験生の興味や関心を知るための重要なアイテムです。

また、ツールを使用することで施策の効果を測ることができ、隠れていた問題点を見つけ、修正しながら的確な広報活動が行えるようになります。

ぜひ今回ご紹介したツールを活用して、デジタルマーケティングを入試広報に取り入れていきましょう。