大学入試広報で音声配信サービスを活用するメリット
まずは音声配信サービスを大学入試広報に活用することで得られるメリットについて解説します。
簡単にはじめることができる
音声のみで配信することができるため、動画制作などと比べると簡単に情報発信することができます。
特に必要となる機材や編集に費やす時間、コストなどが大幅に軽減できるのが魅力です。
動画撮影のためには事前に構成や台本を考え、撮影機材を準備して場所も確保しなければなりません。内容によっては、季節や時間、天候に左右される場合もあるでしょう。
その点、音声の収録は台本と録音機材さえあれば、手軽に始めることができます。
また、ブログや記事などのテキストベースの情報とは違い、聴く側も「ながら聴き」ができるのは利点です。
作業中や移動中、さまざまな場面で情報を受け取ることができるため、音声配信は簡単に多くの人に情報を届けることができます。
親しみやすいイメージをもってもらえる
動画よりも参入しやすく、テキストよりも温度感が伝わりやすいのは音声配信のメリットです。
人の声という情報は、内容だけではなく人柄なども聴き手に伝えることができ、自然と親しみやすいイメージを与えることができます。
話し手の口調や声のトーンなどは重要な意味を持ちますので、聞き取りやすいだけではなく,
良い印象を与えられるようにする工夫も必要でしょう。
伝えたいことを伝えやすい
テキストでは伝わりにくいニュアンスや、文字では冷たい印象になる言葉などは、音声を用いることでより伝えやすくなります。
話し方や声色によって感情面も表現できるようになるため、文章では表すことができなかった内容でもストレートに伝えられるようになるでしょう。
本当に伝えたい情報は、音声配信をすることでより適切に発信することができます。
大学入試広報ではこんなことができる
大学入試広報に音声配信を活用することによって、まず新規層へアプローチすることができます。
近年注目を集めている音声配信は、特に若年層の間で人気が広まっていることもあり、大学入試広報としては効果的な手段です。
今から多くの情報を知りたい新規層に向けて、文章よりも分かりやすくイメージしやすい音声での配信はアピール効果が高いでしょう。
また、教授の雑学や座談会などにも活用でき、幅広い情報発信により注目を集めやすくなります。
音声配信の方法①準備
音声配信では比較的準備するものは少ないですが、それでも条件や高い質を求める際には備えておくべきこともあります。
例えば、音声を収録するためのマイクです。
近年は、スマートフォンの内蔵マイクでも高性能になっていますので、マイクの用意は必須ではありません。
しかし、ホワイトノイズと呼ばれる「ザー」と流れる音を防ぎ、音声の質を高めたい場合には別途準備した方が良いでしょう。
また話し手がふたり以上いる際も、それぞれがマイクから遠いと録音しにくいので、複数のマイクを準備しておく方が良いです。
さらに、BGMがあるとラジオのように、より本格的なコンテンツに感じられクオリティを高めることができます。
こちらも必須ではありませんが、雰囲気に合う音楽は聴き手にも心地良さを与えるでしょう。曲を選ぶ際は、著作権がフリーのものや商用利用可能な楽曲を選択してください。
配信する内容は、台本があればいちばん楽かもしれませんが、毎回準備するのは負担が大きいかもしれません。
収録が慣れるにつれ、配信内容に関することはメモ程度にし、テーマがブレない範囲で話しを進める方が親しみやすさにもつながります。
音声配信の方法②配信サービス選び
音声配信の方法には、インターネットに情報を公開する「ポッドキャスト」、専用のアプリなどを用いる「独立配信」のふたつに分けることができます。
それぞれのツールは種類も豊富なので、ここからは代表的なサービスについて紹介しましょう。
巨大プラットフォーム
大手からもポッドキャストとして音声配信サービスが提供されています。
「Apple Podcasts」はAppleユーザーをメインに、アプリをとおしてパソコンやiPhone、iPadなどの媒体から楽しめます。
「Googleポッドキャスト」では、アンドロイドユーザーをメインにサービスが提供され、Google検索から音声配信を検索することが可能です。
巨大なプラットフォームを活用することで、より多くの人に情報を発信することができます。
海外系
日本よりも先に海外で音声メディアは注目され市場が拡大していますので、当然配信サービスも充実しています。
その中でも「Spoon」や「Spotify」は国内の利用者も増え、ライブ配信なども使いやすく特に若年層から人気のあるサービスです。
若者から支持を集めている海外系のサービスは大学入試広報でも活躍するでしょう。
SNS系
SNS関連の音声配信は、視聴者とのコミュニケーションが取りやすいメリットがあります。
YouTuberのプラットフォーマーであるUUUMが提供する「REC. (レック)」は、簡単な操作性や配信者とのやり取りなどがしやすいのが魅力です。YouTubeとのコラボなども予定されており、今後さらに利用者が増えるでしょう。
「stand.fm(スタンドエフエム )」も、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションが取りやすいツールとして人気があります。
リスナーとのコミュニケーションを重視した配信を目指す場合は、SNS系のサービスがおすすめです。
メディア系
さまざまな媒体で楽しむことができるインターネットラジオも代表的な音声配信です。
「radiko(ラジコ) 」や「NHKラジオ」は聞いたことのある方も多いでしょう。
ビジネス・日常系
ビジネスなど専門性の高い音声配信としては「voicy」が有名です。
審査を通過しなければ配信できないため、信頼度や品質の高いサービスが提供されています。音声番組のプラットフォームとして、より良質な配信を目指す場合は活用したいツールです。
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音声配信の方法③配信
配信を開始する際に重要となるポイントについて解説します。
情報発信
興味や関心を持ってもらうような情報を発信するためには、独自性のある内容は大切になります。
一度にすべての情報を詰め込むより、トピックに分けて話していく方が「もっと知りたい」「また聞きたい」と思ってもらいやすいでしょう。
独自性といっても難しい内容ばかりでは聴き手も疲れますので、新しい情報についての発信や、日常的なことも織り交ぜることでよりリラックスして聞きやすくなります。
コミュニケーション
音声配信では、コメントや質問などユーザーとのやり取りができるのも魅力のひとつです。
うまくいけばユーザーに出演してもらうことも可能ですので、一方的な情報発信ではなく新しいコミュニケーションの場にもなるでしょう。
そのため配信だけではなく、聴き手の反応に対してのリアクションも重要となります。
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まとめ
今回は、大学入試広報を音声配信で行う方法について解説しました。
より具体的で伝わりやすく、親しみも持たれやすいですが、動画配信よりも手軽に始められるのが音声配信のメリットです。
またユーザーとのコミュニケーションの場にもなり、質問などに答えることでより理解を深めてもらいやすいでしょう。
しかし、いざ音声配信をしようと思っても、具体的な行動に移すのは簡単ではありません。
そこで大学広報に特化したスタディプラスなら、音声配信の方法についてもご相談可能です。ぜひ気軽にお問い合わせください。