【入試広報】在学生インタビュー記事の書き方!3つの形式を紹介

特定の人物に取材を行うインタビュー記事は、よりリアルな発信ができるため大学入試広報としても広く活用されています。 しかし、具体的な書き方が分からなければ、会話をそのまま掲載することになります。 そこで今回は、インタビュー記事の書き方とコツについて解説しますので、大学入試広報にぜひ活用してください。


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インタビュー記事の書き方

インタビュー記事の書き方にはいくつかの形式がありますので、それぞれについて解説します。

対談形式

文字どおり対談しているような流れで、質問と回答を交互に繰り返しながら、実際に会話をしているような形式です。

一般的にはインタビューした様子をそのまま掲載するわけではなく、質問内容や回答を抜粋して読みやすいように整理して記事に仕上げます。

話し言葉を用いることで、親しみやすい印象を与えられるでしょう。

例)
–◯◯大学を選んだ決め手を教えてください。

この大学には◯◯について学べるカリキュラムが充実していて、◯◯を目指している私にはピッタリって感じでした。実際に入学してみて、知りたかった知識をたくさん吸収できる環境が整っているのと、同じ目標を持つ仲間に出会えたことが本当に嬉しいです。

モノローグ形式

一人称形式とも呼ばれ、質問を行う記者を表現せずインタビュイー(在学生)がひとりで話しているように、本人になりきって書く形式です。

基本的には丁寧語(です、ます)の会話体でまとめる書き方をします。

読み手にとってインタビュイーの人柄が伝わりやすいのが特徴で、親近感を重視したいときには最適でしょう。

例)
この大学に入学したのは、◯◯を目指している私にとって必要なカリキュラムが整っていたからです。今では分かりやすい講義のおかげで知識も吸収でき、夢に向かって前進している感じがします。同じ目標を持つ仲間と出会えたことも大きな励みになっています。

ルポ形式

三人称形式と呼ばれることもあり、第三者の目線からルポルタージュ風に書く形式です。

常体(だ、である調)でまとめることが基本で、読み手にとって説得力のある記事になります。記者の構想を反映しやすいのも特徴のひとつです。

論理的な印象を強めて、客観性を持たせた文章に仕上げたいときには最適でしょう。

例)
◯◯大学に在学中のAさんは、◯◯になるという夢がある。入学を決意した理由も、夢を叶えるために必要なカリキュラムが充実していたからだという。現在は、同じ目標を持つ仲間たちと切磋琢磨している最中とのことで、今後のことについても語ってもらった。
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インタビュー記事作成の流れ

それでは、実際にインタビュー記事を作成していく流れについて解説します。

文字起こし

音声データを聞きながら文字起こしする作業は、事実確認や重要ポイントの整理、インタビュイーの人柄をより理解するためには大切です。

文字起こしには3つの段階があります。
・素起こし:すべての音声をそのままテキストにする
・ケバ取り:「あー」「えっと」などの不要な言葉を取り除いて書き出す
・整文:ケバ取り後に話し言葉などを整理して分かりやすい文章にする

しかし、すべてを実施する必要はなく、全体の工数を考えて文字起こしするかどうか判断すると良いです。

たとえば、素起こしをせず、ケバ取り・整文だけ行い、インタビューの重要なポイントだけに絞って行うなど、状況によって柔軟に対応しても問題ありません。

構成

まずは、インタビューや文字起こしを確認しながら、内容を要素ごとに分類、それぞれに対して見出しを考えていきます。

書き方としては、見出し①(質問内容)→小見出し①→本文→小見出し②→本文→見出し②…という流れです。

各見出しに対する回答が小見出しでまとまるように、冒頭から最後まで質問と回答が流れていくようなイメージを持たせましょう。

そのため、インタビュー時の会話どおりに記事を進行する必要はありません。

読みやすくまとまりのある内容に仕上げるためには、記事に載せる情報を取捨選択する必要もあります。

執筆

簡単なインタビューであれば1400~2000字ほどに収まるでしょう。

取材内容や文字起こし、考えた構成を基に執筆を進め、言い回しや表現が分かりにくい場合には適宜修正を加えていきます。

特に、話し言葉が多いと文章として読みにくくなりますので注意が必要です。

しかし、分かりやすい表現を目指すあまり、インタビュイーがまったく言っていない言葉を書くのは虚偽になりますので、控えましょう。

校正、編集

ひととおりの執筆が終わってもまだ完成ではありません。

書いている最中には気づかなかった誤字や脱字がないかチェックして、必要であれば校正・編集を行いましょう。

自身で確認する作業は大切ですが、加えて第三者にチェックしてもらうと、見落としていたポイントを発見しやすくなります。
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良いインタビュー記事を作るコツ

より良いインタビュー記事を作成するためのコツについて紹介します。

記事冒頭には在学生の情報を記載

記事冒頭にインタビュイーのプロフィールを掲載することで、どのような内容なのか読み手が事前に把握しやすくなります。

そのため、「どんな人がこの大学にいるのか」「大学でどんなことをしている人なのか」など、読み手となる受験生がスムーズに読めるよう、インタビューする在学生の基本情報を入れておきましょう。

また、上記情報を記載することで記事が注目されやすくもなるため、大学に対して特別な興味がない受験生に対しても有効な場合があります。

在学生の人柄が分かるエピソードを入れる

インタビュー記事の面白みは、インタビューを受けた学生の人柄が現れる部分にあります。

何を頑張っている、どんな失敗をしてしまったなど、読み手が共感を得られるようなエピソードがあればさらに親しみが生まれるのです。

そのため、単純な質問と回答の繰り返しにならないよう、積極的にインタビュイーの人柄が分かるようなエピソードを取り入れましょう。

ストーリー性を意識する

エピソードにもつながる部分ですが、ストーリー性のある文章に仕上げることで、読み物としての面白さが増します。

単調な記事では途中で読み飽きる可能性もありますが、ストーリー性によって続きが気になる話になると、ワクワクとした気持ちで読み進められるでしょう。

例えば「高校時代の課外活動の経験で、医療の道に進むことを決めた」など、インタビュイーの話の軸となる物語があると、過去から未来までの流れが分かりやすく、同じような境遇の学生にとっては貴重な話となります。

インパクトのあるフレーズを拾う

インタビューをするなかで、印象に残るフレーズがあれば書き残しておくと良いでしょう。

インパクトのある言葉は読者を引きつけるだけでなく、記事を執筆する上でもタイトルや見出しに使ったり、内容の軸にしたりできる可能性があります。

「昔は勉強嫌いだったのに今ではトップの成績」など、何があったのか気になるフレーズは特に重要です。

過剰な表現は避ける

インタビューした在学生が発言していない言葉を書くことはいけませんが、誇張して表現が過激になることも避けなければなりません。

インタビュイーは自分が思っていることや考え、体験を記事にすることは了承しています。

しかし、過剰な表現によって本人が思い描いていない内容に仕上がるのは、トラブルの原因になってしまいます。

記事としての信憑性にも影響を与えることなので、読みやすく分かりやすい表現を意識しながら、インタビューの内容に忠実になるよう心がけてください。
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まとめ

今回はインタビュー記事の書き方について解説しました。

親しみやすさや読みやすさ、客観性など重視するポイントによって形式にも違いがあり、最も雰囲気に合う書き方を考えなければなりません。

内容としては、エピソードやストーリー性があると読み手に伝わりやすく、できる限りインタビューの人柄が現れるように意識しましょう。

しかし、実際にインタビューから記事化して入試広報活動に活かすまでは簡単ではありません。

スタディプラスは大学入試広報に特化していますので、インタビュー記事の作成についてもご相談可能です。お気軽にお問い合わせください。