大学入試広報でLINE公式アカウントのリサーチ機能を活用するポイント

志願者を集める方法として注目されているLINE公式アカウント。しかし、多彩な機能がありすぎて、あまり使いこなせていない入試広報の担当者の方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能に着目し、入試広報に今すぐ活用できる方法を紹介します。友だち登録してくれている受験生の志望度やニーズを知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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LINEのリサーチ(アンケート)機能とは

LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能では、アンケートや投票でユーザーのニーズや意見を集められる配信ができます。

リサーチ(アンケート)機能は、無料のフリープランでも利用可能です。LINE公式アカウントを利用している方であれば、いつでも簡単にアンケートを作成できます。

ただし、匿名のアンケートであるため、回答してくれたユーザーの個人情報は取得できません。

個人情報は取得できませんが、自分たちの大学に登録してくれている受験生の志望度の割合や、求めているニーズを把握できるため、今後のコンテンツ作成に活かせる貴重なデータになります。

アンケートに回答する受験生側にとっても、匿名で回答しやすいため、受験生の本音を集められるチャンスといえるでしょう。

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大学入試広報でリサーチ(アンケート)機能を活用するメリット

ここでは、大学入試広報でリサーチ(アンケート)機能を活用するメリットについて、さらに詳しく解説していきます。

受験生の悩みにアプローチできる

リサーチ(アンケート)機能では、性別や年齢など事前に設定されたテンプレート質問を利用する「質問設定」と、自由に質問内容を設定できる「自由形式」を選択できます。

そのため、大学選びや入試の悩みに関する質問を設ければ、受験生の抱えている悩みを知ることができます。

また、受験生が本当に知りたい情報や、情報配信の頻度についても質問すれば、これまでのコンテンツで受験生のニーズを満たせていたのかを振り返ることもできるでしょう。

アンケートの結果をもとに、提供するコンテンツや情報を変えることで、受験生から関心をもってもらいやすくなります。

サービスやイベントのニーズがわかる

受験生向けの新しいサービスやイベントを打ち出す際、興味や関心の度合いをアンケートで確かめることも可能です。

新しいサービスやイベントについて「利用したい(行きたい)」「利用しない(行かない)」かを事前にチェックできるため、ムダな施策を防げます。

また、受験生がどのようなサービスやイベントを求めているかを調べることで、受験生のニーズに沿った新しい企画を打ち出せるようになるでしょう。

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アンケートの作成・配信の方法

アンケートは、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に作成して配信ができます。

1.リサーチを作成する

LINE公式アカウントの管理画面のメニューにある「リサーチ」をクリックし「作成」を選択します。

次に、リサーチに関する基本設定として、以下の項目を入力していきます。

・リサーチ名
・リサーチ期間
・メイン画像
・リサーチの説明文
・公開範囲

リサーチ名にはアンケートのタイトルを入力します。リサーチ期間はアンケートを実施する期間を入力しましょう。

メイン画像は、アンケートページのサムネイルに使用されます。サムネイルは大学のロゴマークや公式キャラクターなどを使用すると良いでしょう。

リサーチの説明文には、アンケートを実施する目的、回答形式、回答にかかる時間の目安、お礼の内容などを記載します。受験生が気軽に回答できるように、回答しやすい形式を選びましょう。

また、アンケートのお礼としてクーポンを配布することで、アンケートの回答率を上げられます。

公開範囲はアンケートに回答できるユーザーの設定です。友だち登録をしてくれているユーザーか、すべてのLINEユーザーかを選択できます。

2.紹介ページを設定する

紹介ページは、アンケートに「回答する」をタップしたあとに表示されるページです。

・アイコン
・トップページの画像
・お問い合わせ先
・ユーザーの同意:回答前にユーザーの同意を得る

アイコンはアンケートのタイトル横に表示されるもので、6種類の中から選択します。アンケートの内容に適したアイコンを選びましょう。

トップページ画像は、アンケート画面のトップに表示されます。この画像も大学のロゴマークや公式キャラクターなどを選択すると良いでしょう。

お問い合わせ先は、アンケートを実施する会社や大学の名前、連絡先を表示するかどうかを設定します。

アンケートを実施するにあたり、ユーザーの同意を得たい場合は、規約条項が記載されたWebサイトのURLを入力しましょう。

3.サンクスページを設定する

アンケートに回答してくれたお礼にクーポンを配布したい場合は、サンクスページを設定します。

・回答者へのお礼
・お礼のメッセージ

回答者へのお礼として、配布するクーポンを選択します。お礼のメッセージには、アンケートに回答してくれたお礼を入力しましょう。

サンクスページまで設定が完了すると、アンケートを実施する際の注意事項について、確認画面が表示されます。

それぞれの注意事項を確認し「次へ」をクリックしてください。

4.質問を設定する

ここから、質問内容に関する設定を行っていきましょう。

回答してくれるユーザーに対して、属性に関する質問を設定していきます。ユーザー属性には以下の3つがあります。

・性別
・年齢
・居住地

それぞれの項目に対する質問のテンプレートが用意されていますので、問題がなければテンプレートを利用すると良いでしょう。

5.自由形式の質問を設定する

次に、自由形式の質問内容を設定していきます。

質問に対する回答には、以下のふたつから回答方法を選択できます。

・単一回答
・複数回答

単一回答は、質問に対してひとつだけ回答できる形式です。たとえば「希望する学部はどこですか?ひとつだけお答えください」といった質問になります。

はっきりとした答えを知りたいときは、単一回答を選択すると良いでしょう。

複数回答は、質問に対して複数の回答ができる形式です。たとえば「志願を検討している大学はどこですか?3つまでお答えください」といった質問になります。

より多くのデータを集めたいときは、複数回答を選択しましょう。

質問の形式を設定し終えたら「保存」をクリックしてください。以上でアンケートの作成は完了です。

アンケートが作成できたら、ユーザーにリサーチページ(アンケート)を送信していきましょう。

6.リサーチページを送信する

リサーチページ(アンケート)は、メッセージに付与して送信を行います。リサーチページを付与できるメッセージは、以下のとおりです。

・メッセージ配信
・ステップ配信
・応答メッセージ
・カードタイプメッセージ
・あいさつメッセージ

チャットやリッチメニューには付与できませんのでご注意ください。

リサーチページを送信するには、以下の手順で行います。

LINE公式アカウントの管理画面から「メッセージ配信」をクリックし、利用したいメッセージを選択して「作成」をクリックしましょう。

次に、画面下部にあるリサーチアイコンをクリックし、送信したいリサーチを選択したら「配信」をクリックすると、ユーザーにリサーチページが送信されます。

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まとめ

LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能について、利用するメリットや作成方法について紹介してきました。

受験生のニーズや悩みを調査することは、志願者を集めるために重要な要素のひとつです。LINE公式アカウントでアンケートをする際、基本機能だけでは詳細な情報を手に入れることが難しいため、外部ツールと連携して機能を拡張させておくのがおすすめです。

LINE公式アカウントでは、さまざまな機能を活用して大学入試広報に生かすことが可能です。しかし、これまでSNSやデジタルツールを使った入試広報をしたことがない方にとっては、何から手を付けたら良いのかわからないことも多いのではないでしょうか。

大学入試広報のあり方についてお悩みの場合は、大学広報に特化したスタディプラスにお任せください。LINE公式アカウントの活用方法についてのご相談も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。