【大学入試広報】LINE公式アカウント活用事例3選!受験生の関心を引く運用のコツ

大学入試の情報発信や学生とのコミュニケーションツールとして、LINEを活用した広報活動を行う大学が増加しています。また大学だけでなく、さまざまな企業で公式アカウントが運用されているなど、LINEは広報活動に役立つツールのひとつです。では、大学入試広報にLINEを活用することによって、どのようなメリットが得られるのでしょうか。今回は、LINE公式アカウントを大学の広報活動で活用するメリットに加え、具体的な導入事例や導入のポイントについて紹介します。


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大学入試広報にはLINEの活用が欠かせない

大学入試広報にLINEを活用する必要があるのは、10代の大学入試を控えた世代がLINEを多く活用しているためです。

総務省情報通信政策研究所によると、LINEを活用している10代の割合が94.4%に及ぶとの調査結果が発表されています。

出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
(p15)

このように、利用者がとくに多いLINEだからこそ、広報活動の手段として有効に活用する必要があるといえるでしょう。

では、大学入試広報に従来から活用されてきたメールやメールマガジンよりも、LINEが良い理由はどこにあるのでしょうか。

ここからは、大学入試広報にLINEが必要とされる理由と、導入することで得られるメリットについて紹介します。

メールでの大学案内は読まれなくなってきている

LINEを活用した広報活動が必要とされているのは、メールの開封率の低さが理由のひとつです。

一般的にメールの開封率は10~20%程度となっており、広報活動としてメールで情報発信したり、メールマガジンなどを活用したりしてもほとんど見てもらうことができません。

一方で、LINEはブロックされない限り相手に届き、メールと比べて開封率が優れています。

また、プッシュ通知があるためLINEが届いてすぐに読んでもらいやすく、メールとは違って埋もれてしまいにくいのも特徴です。

このような理由から、大学案内や入試広報を行う手段としてメールよりもLINEを活用するケースが増加していると考えられます。

LINEではユーザーとのコミュニケーションも可能

LINEを活用すれば、ユーザーとのコミュニケーションも可能になります。

基本的に情報発信ツールとして活用するメールは、質問や回答などの必要がない場合、情報を受け取るだけで学生から反応が返ってくることがありません。

一方で、LINEであればチャット機能を活用して受験生から疑問や悩みを尋ねてもらいやすく、気軽にコミュニケーションを取ることができます。

コミュニケーションを取ることで、大学の魅力や入試情報の効果的な発信に加え、学生が大学のどのような点を見ているのかなどの情報収集にも役立てることができるでしょう。

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大学入試広報でのLINE公式アカウント活用事例

ここからは、LINE公式アカウントを大学が広報活動や学生とのコミュニケーションツールとして導入した事例について紹介します。

自分の大学で導入する際の活用方法のヒントとして、役立ててみてはいかがでしょうか。

A大学:LINE公式アカウントをいちはやく導入し広報活動に利用

A大学はLINE公式アカウントの旧サービス「LINE@」をいち早く導入し、広報活動に活用しました。

受験生向けに入試情報やイベント情報をプッシュ配信し、オープンキャンパスでのノベルティプレゼントなど、参加者を集める工夫として効果的に活用しています。

受験者の目線に立った有益な情報発信を行っており、自動で返答を行うチャットボット機能も独自導入している大学です。

また、在学生・卒業生に向けても情報を配信しており、学生の利便性向上や教職員の働き方改革などにも役立てています。

B大学:チャットボット機能で受験生を通年サポート

B大学では、自動で会話を行ってくれるチャットボット機能で受験生を通年にわたってサポートしています。

質問や疑問などの回答だけでなく「興味がある分野から学部を探す」機能で、受験生の学部選びのサポートを行っている点が特徴です。

入試の特徴やオープンキャンパスのなどの情報発信、資料請求などもLINEから対応しています。

C大学:チャットボットや謎解きコンテンツで関心度向上

C大学でも、チャットボット機能による学生とのコミュニケーションや情報発信を行っています。

24時間365日チャットボットで質問などに対応しているため、学生の疑問をその場で解決できる点が特徴です。

また、オンラインオープンキャンパスにも力を入れており、当日には「謎解き」コンテンツを実施して1日で約700名の受験生が利用しました。

このような楽しめるコンテンツをオープンキャンパスと連動させることにより、情報発信だけでなく、受験生のエンゲージメント向上にも役立てています。

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大学入試広報におけるLINE公式アカウント活用のポイント

大学入試広報にLINE公式アカウントを活用する際、いくつかのポイントを押さえて効果を最大限に引き出すことが大切です。

ここからは、大学入試広報にLINE公式アカウントを活用する際の効果的な方法や注意点について紹介します。

友だち登録キャンペーンを実施する

LINE公式アカウントでは、アカウント登録者のことを「友だち」と呼びます。

公式アカウントから友だちに対してさまざまな情報を直接発信することができるため、受験生に友だち登録してもらうことが効果を引き出すポイントのひとつです。

受験生にとって「友だち登録したい」と思ってもらえるようなキャンペーンを実施すると良いでしょう。

たとえば、登録時にクーポンやノベルティプレゼントなどの特典をつけたり、ショップカード機能(スタンプカードのようなもの)をオープンキャンパスなどのイベントに活用したりする方法があります。

公式アカウントへの案内やQRコードを受験生の目に触れやすいPOPやDMで、友だち登録キャンペーンを開催していることをPRして周知しましょう。

学生の目線に立った情報発信を行う

LINE公式アカウントを活用して情報発信を行う際には、学生目線に立って有益な情報を届け、読みやすい内容にまとめることが大切です。

また、メッセージを配信する時間帯にも配慮し、夜間になってしまわないように注意しましょう。

一般的に、メッセージの配信時間は平日の朝10~12時ごろが多いとされており、そのほか学生の帰宅時間にあたる17時ごろにも多く配信されています。

ターゲットとなる学生の生活スタイルに合わせて、通学時間帯などの隙間時間にサッと目をとおせるような内容の情報を発信すると良いでしょう。

チャットボットなどの連携ツールを活用する

LINE公式アカウントを運用する際に、チャットボットなどの連携ツールを活用することで、運用担当者の負担軽減につながります。

チャットボットを活用すれば、受験生の大学に対する疑問や不安を自動応答で解決することができるため、学生にとってもスムーズに情報が得られる点がメリットです。

また、オープンキャンパスなどのイベント開催を大々的にPRしたい場合には、LINE広告と連携して広告配信を行うのも良いでしょう。

どのような運用方法が自分の大学に適しているのか、魅力を効果的に伝えられるように運用方法についても検討する必要があります。

LINE公式アカウントの詳しい運用方法のポイントに関しては、以下のページでもご紹介しています。
「LINE公式アカウントは大学広報でもおすすめ!効果的な運用方法」

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まとめ

LINE公式アカウントを活用している大学は増加傾向にあり、事例などを参考にしながら自分の大学ならではの活用方法を確立することが大切です。

大学広報に特化したスタディプラスなら、LINE公式アカウントの活用方法についてもご相談いただけます。

「最適な活用方法がわからない」「LINE公式アカウントの機能を最大限に活用したい」など、幅広いご相談に対応させていただきますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。