大学入試広報でも使えるLINEでのメッセージ配信のやり方

人とのコミュニケーションツールは時代とともに、さまざまな変化を遂げています。 近年はメールに代わりSNSの発展が著しく、その中でもLINEを利用している人口は日本国内で全体の65%(約8,600万人)以上といわれているのです。 多くの利用者がいるLINEは、大学入試広報にも活用することができるため、情報発信の手段として考える方も多いでしょう。 そこで今回は、大学入試広報でも使えるLINEメッセージの配信のやり方について解説します。


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大学入試広報|LINE公式アカウントでのメッセージ配信とは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗などで用いられている専用のアカウントで、友だち登録をしているユーザーに対して情報を配信できるサービスのことです。

特定の人にメッセージを配信することで、集客アップや販売促進の効果などが期待されるため、あらゆる組織でアカウントの開設が行われています。

さまざまな業種に適応するこのサービスの特性は、大学入試広報にも使うことができるため、近年多くの大学でも取り入れられているのです。

今やほとんどの人がコミュニケーションツールとして使っていることもあり、LINE公式アカウントの活用は効率的で有効な手段と考えられるでしょう。

特に若年層はLINEを多用する傾向にあるため、メールを利用することが減少して確認する習慣もなくなっています。

そのため、以前のようなメールを活用したメルマガなどのサービスでは、情報を十分に伝えることができません。

LINEを主流としたコミュニケーションが一般化された現代では、それに合わせたツールを活用することが広報活動の効果を高めるためには重要です。

メールと比較してコミュニケーションが取りやすい利点もあるため、一方的な情報発信だけではなく、やり取りを通して認知度や関心を高めることもできるでしょう。
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LINE公式アカウントでのメッセージの配信のやり方

それでは、実際にメッセージを配信するやり方について解説しましょう。

プラン

LINE公式アカウントには、配信するメッセージの数によってプランが3種類あります。

まずは無料で利用できる「フリープラン」で、登録から使用に関する費用は一切必要ありません。ただし、配信できるメッセージは月に1,000通までと限定されており、上限を超えて追加のメッセージを送ることができないシステムです。

例えば、100人以下の登録者の数であれば情報発信を月に10回以上できますが、500人にもなれば2回が上限となります。

次からは有料プランになりますが「ライトプラン」を利用すると、月額5,000円の固定費でメッセージ制限が15,000通までとなり、フリープランよりも大幅に対応できる数が増えます。

また、上限を超えても1通あたり5円を支払うことで、追加のメッセージを配信することも可能です。

最後に「スタンダードプラン」では、月額15,000円が必要になりますが、メッセージ数は45,000通まで増え、追加にかかる費用も1通3円以下となります。

すべてのプランは機能面としては差がありませんので、まずはアカウントを開設してフリープランから始めてみるのがおすすめです。

メッセージの配信

情報を発信する際は、まず「メッセージを作成」をクリックしてメッセージ内容を入力してください。

吹き出しが3つで1回の配信としてカウントされるため、テキスト以外にスタンプや画像などを追加することも可能です。

次に配信先を決めますが、絞り込み方は下記の5つに分かれます。
・友だち期間
・性別
・年齢
・iPhoneもしくはスマートフォン
・エリア

メッセージを送る相手を適切に選ばなければ、配信数を無駄にするだけではなく、ユーザーから不必要な情報だと認識されブロックされる可能性もあります。

配信するときは、一律に全員へ送信することはせず、どのような人に向けて作成したメッセージなのかを考えて選択してください。

配信の日時は設定することができますので、見てもらいやすいタイミングを考えて決定しましょう。定期的な情報発信を行う際にも役立ちます。

最終的に作ったメッセージはプレビューで確認ができますので、誤字脱字などが無いようチェックします。
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LINE公式アカウントでのメッセージの配信効果を高めるためには

より効果的なメッセージの配信を行うためのポイントについて解説します。

配信頻度

豊富な情報であっても、頻繁にメッセージで配信されてくると、煩わしく思われることが少なくありません。

興味や関心を引くために良かれと思って毎日送信していると、結果的にはブロックにもつながりますので注意してください。

最適な頻度については、内容や受け取る相手によって違いはあるものの、月に2~4回程度が目安となるでしょう。

この回数は、広報に限らずさまざまな企業が実践している頻度で、多くても週に1度の配信が効果的だとされています。

配信の時間

実は、配信する時間も広報活動の効率を左右するほど重要なポイントです。

せっかくメッセージを準備して、定期的な配信を心がけていても、時間帯が悪くてはしっかりと内容を確認してもらえない可能性があります。

例えば、平日の日中であれば、多くの人にとって仕事や学業でゆっくり配信内容を確認できるタイミングは少ないでしょう。

そのため、送る相手のことを最優先で考えて、比較的に落ち着いているであろう時間に配信することが大切です。

同じ内容であっても、LINEをチェックしやすい時間に送ることができれば、メッセージの効果としても変化するでしょう。

メッセージ・コンテンツの内容

配信するメッセージの内容や質によってその効果は大きく異なります。充実したコンテンツであれば、自ずとユーザーも増えて高い成果を発揮するでしょう。

まずは、メッセージを受け取ってもらいやすい内容に工夫することが大切で、どのような中身か事前に分かるタイトルを付けるのも有効です。

もちろん、情報としては相手にとって有益になるものを提供しなければなりません。

また、LINEは普段のコミュニケーションとして用いられていることもあり、比較的フランクなツールとして認識されています。

そのため長文や固い文章になり過ぎず、親しみやすい表現がユーザーに受け入れてもらいやすいでしょう。絵文字やスタンプの活用も親近感を抱きやすくなります。

大手の企業では、テキストよりも画像コンテンツに力を入れているところもあり、文章だけではなく画像などの視覚的情報を加えることも効果的です。

LINE友だちの内訳を把握する

大学入試広報として、効果に大きく影響するのは友だち内の10代比率でしょう。直接的な成果に結びつくため、内訳の把握は重要性が高いです。

LINE公式アカウントを利用すると、どのプランでも分析の機能を使えるようになり、メッセージに対する反応の良し悪しが確認できます。

判明した属性ごとに情報を配信することで、より効果的で適切な内容を届けることができるようになるでしょう。

内訳や効果分析を繰り返しながら、より良い情報配信を目指すことで高い効果が得られるようになります。

しかし、実際の運用リソースがない、どうやって良いか分からない方にとっては難しい作業でしょう。

そこで、大学広報に特化したスタディプラスにお問い合わせいただければ、大学入試広報に関するご相談にお応えすることができます。

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まとめ

今回は、大学入試広報で使えるLINEメッセージの配信の方法について解説しました。

多くのユーザーがいるLINEの公式アカウントを開設することで、登録者に対して多くの情報を発信できるようになります。

配信内容や日時には配慮する必要がありますが、最初は無料で利用できるプランもあるため、まずはアカウントを取得することから始めてみましょう。

どのように実施すれば良いか分からない、より効果的な配信を行いたいなどの際は、いつでもスタディプラスにご相談ください。