大学入試広報|ブログコンテンツを作るメリット
大学入試広報の施策としてブログを作るいちばんのメリットは、その大学に興味を持つ学生たちにブログを通じて有益な情報を提供できることです。
いままでは見えづらかった大学の情報を知ってもらえたり、問い合わせのきっかけになったりと、ブログを作るメリットはたくさんあります。また、母体である大学のWebサイトへのリンクも貼れば、アクセス数のアップにも大きく貢献することでしょう。
ブログを日々更新してコンテンツ数やページ数を増やしていくと、検索時にヒットする確率も上がっていきます。
また、一般に周知されていない大学の取り組みや実績、各学科の特徴などについて、ブログで深堀りするのも有効な活用法のひとつです。
大学とは一見関係なさそうなキーワードから学生が偶然ブログにたどり着き、そこから大学に興味を持ち、志望する可能性もゼロではありません。
このようにブログコンテンツを活用すれば、大学の情報をより積極的に発信できることはもちろん、見込み層や潜在層の発見や集客を行える可能性もあるのです。
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ブログコンテンツの作り方
せっかくブログを更新するなら、より学生に届きやすく、響きやすい情報を盛り込みたいですよね。それではさっそく、ブログコンテンツの作り方とコツを解説していきます。
伝えたい情報を発信
すでにその大学を志望している学生であれば、大学のブログはこまめにチェックする可能性があります。
その様な学生に向けては、スピーディでリアルタイムな情報発信を行う事が重要です。
ブログは原稿を書いて更新ボタンさえ押せば、即座に投稿ができるのも大きなメリットのひとつです。オープンキャンパスやその他イベント、学園祭の開催情報など早めに学生へ届けたい情報であれば、ブログで告知してみてはいかがでしょうか。
また、大学にとってプラスイメージになりうる情報も、積極的に発信していきましょう。
たとえば、楽しいキャンパスライフをイメージできる大学の風景や、先輩たちの普段の学生生活の様子、周辺環境など“知っていると役立つ情報”もブログ向きの内容です。
学生たちに“大学をより身近に感じられる情報”を発信する場として、ブログは活躍してくれることでしょう。
人を感じるコンテンツを作る
ブログのコンテンツとして、学長の話や卒業生の思い出を掲載するのもおすすめです。実際に大学と関わりのある人の話は、志望している学生たちにとって非常に参考になります。
学生にとって大学はいわば未知の場所です。どんな人がいて、どんな雰囲気で、自分がどんな学生生活を送るのかイメージすることが難しい場合もあります。
たとえば就職活動や転職活動を思い浮かべてください。求人情報を見て社長の人柄や考え方、アットホームな会社の雰囲気に惹かれて応募を検討する方も少なくないはずです。なぜそのような求人に惹かれるかというと、そこに“人の存在を感じられるから”ではないでしょうか。
不安を抱える学生たちに向けて、大学の関係者が自らの言葉で情報を発信することは、彼らに大きな安心感を与えることにもつながるでしょう。
ほかの大学とのちがい
2020年時点で、日本の大学数は国立、公立、私立合わせて800校弱あります。 数ある大学の中で学生に自分たちの大学を志望してもらうためには、ほかの大学にはない強みや特徴をアピールしなければなりません。
・ほかの大学にはない珍しい学部や学科がある
・専門性の高い授業や、先進的な取り組みを行っている
・世界で活躍する卒業生がいる
など、学生たちが「この大学で学べば自分の未来や将来に繋がりそうだ」と思えるような情報を発信しましょう。
大学で過ごす年数は短大でも2年間、4年制大学であれば4年間になります。決して短くないこの年数を、より充実したものにしたいと願う学生は少なくないはずです。
大学の強みや特徴を伝えることは、学生たちにキャンパスライフをより具体的に想像してもらうためのカギにもなります。入学してから「こんなはずじゃなかった」といったネガティブなギャップを感じさせないためにも、魅力ある大学であることをしっかりアピールしていきましょう。
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ブログ運用するならMAを使ったターゲットアプローチをしよう
ここまでで、ブログに掲載すべきコンテンツの大まかなイメージは掴めたのではないでしょうか。しかし、ただ漠然と更新するだけでは効果的なアプローチは叶わないかもしれません。
続いてはMA(マーケティングオートメーション)を活用したブログ運用の手順と、期待できる効果を解説します。
ターゲティングを行う
まずはブログコンテンツを通じて「誰に」情報を届けたいかを明確にしなければなりません。情報として有益でも、その情報を届けるターゲットを間違えればせっかくのアプローチが無駄になってしまいます。
まず大学として「どんな人にアプローチしたいか」を決定しましょう。大学の入試広報目的にブログを運用するなら、年齢や性別などの属性を軸にターゲティングを行えるはずです。
加えて「自分たちの大学が運営するブログにアクセスしたことがある」、「問い合わせ実績がある」などの行動も軸に加えると、よりターゲット像を具体的にできるでしょう。
見込み層を発見する
ブログコンテンツの運用を通じて見込み層を発見することもできます。たとえば、1日のうちに何度もブログを訪れている人や、大学への資料請求や問い合わせをした人は、興味度の高い志願者と考えてもよいかもしれません。
どのコンテンツが多く閲覧されているかを分析すれば、学生たちが何にたいして関心を寄せているかも見えてくるでしょう。
関心事に合わせて拡充すべきコンテンツや情報が見えてくれば、より効果的なアプローチも叶うわけです。
アプローチする
見込み層が見えてきたら、あとはそれぞれの関心度に合わせてLINEやメール、その他ツールを使ったアプローチを行いましょう。
LINEを使ったアプローチ方法の例としては、トークやタイムラインを通じたオープンキャンパス情報の告知や案内、資料請求への誘導などがあるでしょう。近頃の学生はLINEを利用している人が多くSNSの扱いにも長けているため、LINEを活用したアプローチは効果的だといえます。
なお、どんなに適切にアプローチを行ったとしても、成果が出るまでには一定の時間を要します。長期戦は覚悟の上で、コツコツと地道な努力を積み重ねながら、大学の認知向上を目指してください。
ターゲティングやアプローチ手段の選択、実際にアプローチを行う方法にあたって、MAの知識やノウハウが必要になることもあります。
運用リソースがない、どうすればいいか分からないなどのお悩みがあれば、学習管理プラットフォーム「Studyplus」を運営するスタディプラス株式会社までぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
効果的なアプローチ方法のアドバイスから、よりダイレクトな情報発信を叶える広告のご案内まで、学びの業界で培ってきた知識やノウハウをもとに適切なご提案をさせていただきます。
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まとめ
大学入試広報の手段として、ブログはときに大きな成果をもたらしてくれる存在です。まずはターゲットを明確にし、スピーディに有益な情報を発信することから始めてみましょう。
掲載したい情報としては、大学に関わる人や雰囲気など、外からは見えにくい“大学の中身”が見えるものにしましょう。
そこから新たに見つかった見込み層にもくまなく情報発信を行いながら、本気度の高い志願者の獲得を目指してみてください。