大学入試広報|Twitterでの動画の投稿方法と注意点

大学入試広報を効果的に行うため、Twitterの運用を検討中の大学も多いと思います。Twitterを活用すれば、テキストだけでなく、写真や大学サイトへのURL、動画なども発信することができます。 今回は、大学入試広報で動画投稿のメリットや、Twitterアカウントで動画を投稿する方法とその注意点について紹介していきます。


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大学入試広報の動画作成メリット

大学入試広報において、動画を発信にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

広報の場では、さまざまな方法で学生の目を惹くようなアピールを行っています。しかし、大学の魅力や伝えたいことをテキストで伝えようとしても、長文を読んでもらうことができない場合も多いでしょう。

動画であれば、伝えたいことを凝縮したまま短時間でアピールすることができます。また、視覚情報は印象に残りやすいため、大学の印象を記憶してもらえる可能性が高いです。

また、近年は動画配信サイトなどの普及もあり、動画視聴が身近なものになりました。とくに、学生にとっては日常的なものであり、登下校中などの隙間時間にも見てもらうこともできるかもしれません。

Twitterで発信される動画は、テキストよりも目に入りやすいものです。SNSを利用している学生にも目に留めてもらいやすくなります。
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Twitterでの動画の投稿方法とは

Twitterでは、前述のとおりテキストに加えて写真や動画の投稿ができます。

ここからは、Twitterでどのようにして動画を投稿すれば良いのか、具体的な投稿の流れやアプリ・ブラウザそれぞれの投稿方法について紹介します。

アプリ内で撮影して投稿

Twitterで動画を投稿する場合、投稿画面から直接動画を撮影してアップすることができます。

投稿画面からカメラのアイコンを選択すると撮影モードに切り替わるので、投稿したい動画を撮影し、そのまま投稿することができます。

簡単ですが、これはiPhoneやAndroidなどのスマートフォンからTwitterアプリを介して投稿する方法になります。

MP4とMOVの動画形式であればアプリからの投稿が可能になりますが、それ以外の動画形式では投稿できません。

あらかじめ撮影した動画や編集したデータをパソコンなどから投稿する方法については、次項で紹介しますので参考にしてみてください。

撮影済の動画を投稿

撮影済みの動画を投稿する場合はTwitterの投稿画面を開き、写真アイコンを選択してデータフォルダを開きます。

アプリの場合は、Twitterが写真にアクセスすることを許可しましょう。自分のフォルダから任意の動画を選択してツイートができるので、この方法であればスマートフォンだけでなくパソコンからでも投稿することが可能です。

また、画像を投稿したい場合もこの方法で同様に投稿できるので、普段のツイートに画像を載せたい時に活用してください。

ブラウザから動画を投稿する場合は、MP4(H264形式、AACオーディオ)形式のものであれば可能です。

アップロードできる動画のサイズは最大512MB、長さは2分20秒以内となっています。

外部サイトの動画を投稿

Twitterに投稿できる動画は2分20秒までと制限がありますが、長時間の動画を投稿したい場合は外部サイトのコンテンツURLをツイートに埋め込むことで対応ができます。

この場合、ツイートする際のテキスト入力部分に、外部サイトの動画URLを載せるだけで投稿することが可能です。

たとえば、別のプラットフォームに投稿した動画のURLを掲載したり、大学のホームページへのリンクを挿入したりすることもできます。

ただし、Twitter動画は「ハッシュタグ」をつけて投稿することができない点に注意しましょう。ハッシュタグとは、ツイート内容の関連キーワードを「#」を使って分類する方法です。Twitter検索上に表示されやすくなるなどのメリットがありますが、動画投稿の場合は活用できません。
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Twitterへ動画を投稿するときのポイント

Twitterへ動画を投稿する際には、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ポイントを押さえることで、動画を見てもらえる機会が増えたり、ツイートが伸びて拡散されやすくなったりするかもしれません。

ここからは、Twitterへ動画を投稿する際のポイントやコツについて紹介します。

見られる動画にする

大学の広報活動としてTwitterを活用して動画投稿を行うのであれば「見られる動画」をつくることが大切です。

情報の質を高めて掲載する内容を充実させることも重要ですが、最も大切なのはどのような意図で動画を投稿するのかを明確にして、企画に落とし込むことです。動画を作成し始めるのはその後からになります。

理性や感性、欲求に働きかけるような動画を作成するのも、見てもらえる機会を増やすうえで効果的です。

そのほか、動画をきっかけになにか行動したいと思ってもらえる内容や、短く印象に残るインパクトのある動画を作成すると良いでしょう。

Twitterへの投稿が、自分たちの大学を知るきっかけになる場合があるかもしれません。大学の魅力を最大限アピールできるように、校内風景や教授、講師・、現役学生のインタビューなどを掲載するのもおすすめです。

トレンドを取り入れる

動画投稿はさまざまなプラットフォームで行われており、その中でトレンドとなっている企画も多くあります。

たとえば、10秒チャレンジや参加型クイズ、予想外のラストになるものなど、思わず見てしまうものは人気になりやすいようです。

「短いからこそ見てしまう」という動画の特徴を活かし、トレンドをうまく取り入れながら作成を行いましょう。

しかし、どのような動画が自分たちの大学の魅力をアピールできるのか、具体的にわからない方も多いと思います。

そのような場合には、現役の学生の声を聞きどのような動画が流行しているのか、自分たちの大学の魅力はどのようなところなのかをリサーチすると良いでしょう。

データを収集したうえで対策方法を検討し、動画の企画構成に役立てることが大切です。
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Twitterでの動画投稿の注意点

Twitterで動画を投稿する場合、投稿する動画の内容についていくつか注意すべき点があります。

とくに「著作権」を侵害していないか、という点は確認しておきましょう。動画で使用する題材や音楽、CMやドラマ、アニメなどの一部を切り取ったものなども著作権侵害にあたるので注意しなければなりません。

基本的に著作権に関わるものを掲載する際には、著作元の許可や著作元を明示する必要があります。

許可を得ることなく著作元の明示もないまま動画内で出すと無断転載となり、場合によっては訴訟にまで発展するトラブルになるケースもあるので注意しましょう。

また、著作権と同様に「肖像権」に対しても配慮が必要です。

肖像権とは、人の容貌が公衆の目に意図しない場所で公開されることを防ぐためのもので「プライバシー権」と「パブリシティ権」の2種類があります。

プライバシー権は、個人の特定につながるような場で容貌を本人の許可なく撮影、掲載されることを防ぐために、法的に保護されている権利です。

パブリシティ権は、芸能人や有名人などの人物に対する価値を保護するためのもので、宣伝効果などの商用価値を「無断で使用されることがないように」という目的があります。

つまり、これら肖像権を侵害しないためには「無断撮影・掲載」をしないように配慮しなければなりません。

肖像権の侵害には直接あたらないような、Twitterにアップすることがない動画であっても、モラルの観点から無断で撮影しないようにしてください。

Twitterは匿名でやり取りできる場だからこそ、ユーザーひとりひとりのモラルが重視されるものでもあります。

投稿するテキストだけでなく、動画や画像などにいたるまで、投稿担当者だけに任せずにチェック体制を整えるなどの対策が重要です。
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まとめ

Twitterに投稿する動画の内容を決めるのは、著作権への配慮などを含めて大学だけで運営することが難しい場合もあると思います。

そのような場合には、大学入試広報に特化したスタディプラスまでお気軽にお問い合わせください。

効果的な広報活動の企画考案サポートや、Twitter運用のご相談にも対応可能です。大学の広報活動にお悩みの際には、ぜひ一度ご相談ください。