【大学入試広報のLINE活用】ステップ配信とは?効果的に行う4つのコツ

LINE公式アカウントにはさまざまな機能があり、大学入試広報でも活躍しているツールです。特に「ステップ配信」の機能は、学生に対して的確にアピールできるため、導入を検討する方も増えています。しかし、どのように設定を行えば良いか、効果的な配信方法が分からない場合も多いでしょう。そこで今回は、LINE公式アカウントのステップ配信について解説し、より効果を高めるためのコツも紹介します。


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LINE公式アカウントの「ステップ配信」とは

ステップ配信とは、事前に用意しておいた内容をタイミングや期間を指定することで、メッセージとして自動配信する機能のことです。

LINE以外でも、マーケティング界ではメールを利用した技法として有名で、「ステップメール」と呼ばれる方法があります。

インターネットなどで商品を購入した際、期間を開けて順次メールが送られてくることがありますが、これは購入をきっかけに配信がスタートしたステップメールです。

LINEの場合では、ユーザーが友だち登録をした日からの日数や属性に合わせて、用意したメッセージを配信することができます。

設定方法はLINE公式アカウントにログインして、ホームからステップ配信を選択することでさまざまな条件を決められますので、希望の内容に合わせてセットすることが可能です。

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大学入試広報でステップ配信を活用するメリット

ビジネスでも広く活用されるステップ配信を、大学入試広報に取り入れることでどのようなメリットがあるのか解説しましょう。

学生にとって最適なタイミングで配信できる

メッセージを配信するタイミングは、内容を読まれる確率やブロック率にも大きく関わります。

発信者の感覚や都合になりやすい友だち全員へ送る一斉配信では、一方的な情報発信になりがちで、どうしてもブロックにつながりやすい傾向があるのです。

それほどまでに学生はタイミングを重視していますが、一人ひとりの状況に合わせてその場で対応するのは現実的ではありません。

そこでステップ配信を活用すると、メッセージを学生ごとに最適なタイミングで配信できるようになります。

例えば、友だち追加したばかりの学生に対しては、すぐにお礼やLINE公式アカウントの概要を説明するメッセージを送るように設定しておくことも可能です。

追加された日から日数に応じて情報を少しずつ配信することもできるため、定期的なタイミングだとメッセージを読んでもらいやすいでしょう

また、受験の検討段階にいるユーザーには入試の情報を配信するなど、学生の状況によっても設定を変えることが可能で、不要な情報発信を防ぎブロック率の低下にもつながります。

学生の行動や状況によってタイミングやメッセージ内容を変更できるため、情報の一方通行になりにくく、有益なコンテンツを提供しやすくなるでしょう。

担当者の配信作業が効率化できる

広報担当者の業務効率を上げることは、全体的な活動の質を上げるためにも重要になります。

ステップ配信はスケジュールをあらかじめ決めることができるので、最初の設定作業さえ終わらせれば、あとは配信が自動化されるため業務の効率化につながるでしょう。

特にオープンキャンパスや相談会などは定期的に行われるイベントでもあるため、一度自動化しておくことで担当者の事務的な仕事は大幅に軽減できます。

予約や問い合わせなども含めて、集客から申し込み受付などの一連を自動的に行えるようにした後も、より効果的なメッセージやシステムを考えて改善することも可能です。

時間の余裕が生まれることで、PDCAサイクルを効率的に回せるようになるため、業務の効率化だけではなく、広報活動の質としても高めることができるでしょう。

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大学入試広報で効果的にステップ配信を行うコツ

十分にメリットを生かすためには、効果的なステップ配信を行う必要がありますので、コツについて紹介します。

ステップ配信の目的を明確にする

まずは、現在の課題は何なのかをはっきりさせ、ステップ配信を行うことでどのように解決したいかを定める必要があります。

目的が明確になってから行動を開始しなければ、統一感のない活動になるため、成果が出ないだけでなく労力やコストは増える一方になるでしょう。

ステップ配信の効果を高めるためには、課題から目的を明確化する作業は必要不可欠なのです。

例えば、学生の受験数が予想よりも少ない状態であれば、認知度が低いことやオープンキャンパスの参加者が少ないことなどが課題になるかもしれません。

その際は、「大学の認知度の向上」や「オープンキャンパスの集客」などを目的にすると良いでしょう。

そうすることで、配信内容にブレが生じにくくなり、ユーザーとしてもどのような情報が提供されるLINE公式アカウントなのかが分かりやすくなります。

配信頻度は多すぎないように

情報を多く伝えたいと思っていても、頻繁な配信は逆効果になる可能性があります。

LINEには使いやすいブロック機能があるため、ユーザーは配信が目障りに感じたり、目的の内容と違ったりすると簡単にメッセージを拒否できるのです。

一度ブロックされると、その学生に対して配信でアピールすることができないため、解除してもらうことは困難だといえます。

そのため、不快に思われない程度の頻度にメッセージを送るよう設定しなければなりません。

また、ステップ配信のメッセージは課金対象のため、数が多いほどコストがかかります。

ブロックのリスクを高めて、費用も多く必要になる非効率な配信にならないように、頻度は1週間に2~3回程度としましょう。

ユーザーの反響を分析する

LINE公式アカウントには、分析の項目から配信したメッセージに対する反応を確認できる機能があります。

登録している全ユーザーの何人に届いているのか、リンクへのクリック率はどの程度か、配信後のブロック率など、さまざまな要素が確認できるため必ずチェックするようにしましょう。

そして、反応の結果からなぜ開封されなかったのか、ブロックが増えたのかを分析し、配信内容を見直すことが大切です。PDCAを繰り返しながら、より効果的なステップ配信を目指しましょう。

LINE公式アカウントと外部ツールとの連携をする

LINE公式アカウントの機能には、友だち追加時に起因したステップ配信はあるものの、それ以外のユーザーのアクションに対する配信の起点がありません。

また、友だちの年齢や性別、居住地などの情報しか得られないため、細かな条件の違いによる内容の変更も難しいでしょう。

より効果的なアプローチをするためには、分析機能やセグメント配信などができる外部ツールとの連携がおすすめです。

ユーザーによって、それぞれの条件や考え方はさまざまなので、一律なメッセージでは、多くの学生の気持ちに寄り添うことはできません。

そこで重要になるのが、対象に合わせたゴールや期限を定めたシナリオ配信です。

複雑なシナリオを設定して配信するためにも、外部ツールは有用で自動メッセージ配信も行えます。受験生それぞれに合わせたメッセージを自動配信することで、訴求効果はより高められるでしょう。

高度な分析のできるツールであれば、効果測定機能などが行え、流入経路やニーズの把握が可能になります。

分析を詳細に行うことによって、今後の課題なども見つけやすくなるため、LINE公式アカウントの運用を日々改善させることもできるでしょう。

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まとめ

LINE公式アカウントのステップ配信は、タイミング良く学生にメッセージを配信できるため訴求効果が高く、自動化によって担当者の負担も軽減できる便利な機能です。

より効果的な配信を行うためには、目的を明確にして受験生に合わせた内容を意識する必要があります。しかし、運用ノウハウがなければ、複雑なシナリオを準備するのも難しいでしょう。

大学広報に特化したスタディプラスなら、LINE公式アカウントの活用方法やステップメッセージの配信シナリオ作成についてもご相談可能です。気軽にお問い合わせください。