大学入試広報で動画配信をするメリット
まずは、大学入試広報で動画配信を行うメリットについて紹介します。
動画配信では、テキストでは伝えることができないような情報量の内容を盛り込むことができるメリットがあります。
視覚による情報に加えて聴覚からの情報も盛り込めるため、大学の実際の雰囲気なども伝えられる点が特徴です。
教授の容姿や声なども伝わるので、より入学後の授業についてもイメージしやすくなるのではないでしょうか。
動画として大学の情報を発信することで「大学の授業はどのようなものなのか」「どんなキャンパスの雰囲気なのか」などを知る機会にもつながります。
LINE公式アカウントで動画配信する方法
ここからは、LINE公式アカウントで動画配信を行う際の流れや動画サイズ、配信方法の種類について紹介します。誘導先や動画で伝えたい内容に合わせて、配信方法を選択しましょう。
メッセージ配信
メッセージ配信では、通常のメッセージ(トーク)欄に動画を添付する形で配信を行います。
MP4、M4V、MOV、AVI、WMVなどのファイル形式のものであれば、添付して配信することが可能です。
メッセージ配信では、テキストを添えて動画を配信することができるため、動画内容についての簡単な説明や誘導文を添えるのも良いでしょう。
【メッセージ配信の手順】
1.通常トーク画面の[写真/動画]アイコンを選択
2.動画をアップロード
メッセージ配信で動画を配信するときは、事前に配信する動画を撮影・編集して準備しておく必要があります。
リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージは、ユーザーが動画をクリック・タップして再生しなくても自動的に再生される動画をメッセージ欄(トーク画面)で配信できる機能です。
ユーザーがトーク画面を開いたときに無音で自動再生され、クリックもしくはタップすると音声付きで動画が再生されます。
リッチビデオメッセージの特徴は、URLを動画に添付してイベントの告知ページや大学のホームページなどに誘導できる点です。
テキストにURLを添付するよりも、動画の視覚・聴覚効果による訴求力アップが期待できます。
【リッチビデオメッセージの配信手順】
1.リッチビデオメッセージのタイトルを入力
リッチビデオメッセージのタイトルは、Push通知やLINE アプリ内のトークリストプレビュー、リッチメッセージ非対応端末等で表示されるものです。
2.使用する動画をアップロード
3.視聴後のアクションの有無を設定
誘導先のURLを添えたい場合はアクション有りで作成しましょう。
4.遷移する誘導先のリンクURLを設定
5.動画再生画面に表示される文言を設定
アクションボタンテキストという項目のもので「イベントの詳細はこちら」などのように、任意の文言を設定することができます。
リッチビデオメッセージの作成が完了したら、メッセージ配信から作成したリッチビデオメッセージを選択して配信しましょう。
LINE VOOM
2021年11月、「タイムライン」機能が刷新され、動画プラットフォーム「LINE VOOM(ライン ブーム)」に生まれ変わりました。
「LINE VOOM」はLINE本体とは切り離された「フォロー」ベースの空間として管理されています。
「LINE VOOM」の画面には、「おすすめ」と「フォロー中」の2つのタブが用意されており、「おすすめ」のタブにはフォローに関係なく、ユーザーの関心が高いさまざまな人気動画がレコメンド表示されます。
一方、「フォロー中」には、フォローしている相手の投稿が表示される仕組みとなっています。
つまり、「LINE VOOM」を見てもらうためには、ユーザーにフォローしてもらう必要があり、友だちであってもフォローしてもらえなければ「LINE VOOM」の投稿が表示されることはありません。
そのため、高校生に興味を持ってもらえるように、魅力的な動画を作ったり、LINE公式アカウントのトーク画面にて、LINE VOOMをしていることを周知したりする必要があります。
【LINE VOOMへの動画投稿を行う手順】
1.[VOOM]の[フォロー中]を選択し、右下にある+ボタンをクリック、あるいはプロフィール画面を開いて最下部の[LINE VOOM投稿]をタップし、右下の+ボタンを選択します。
2.画像や動画をアップロードしていきます。カメラを起動すれば、その場で撮影した写真や動画をすぐに投稿するだけでなく、編集して個性豊かな写真や画像を作ることもできます。
また、リレーを選択すると、友だちと一緒に写真や動画を投稿することで共有のアルバムを作ることが可能です。公開範囲を設定できるので、参加メンバーを選ぶこともできます。
3.テキストメッセージを入力し、[投稿]をタップすれば投稿が完了します。
なお、[VOOM]の「おすすめ」タブは、動画の視聴傾向に基づいてパーソナル化される仕組みとなっており、「おすすめ」タブから投稿することはできません。
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学生に興味をもってもらえる動画配信のコツ!
学生に興味をもってもらえるような動画配信にするためには、より効果的な内容とタイミングを意識して動画の作成や配信を行うことが重要です。
ここからは、大学入試広報に動画配信を活用する際のコツや注意点について紹介します。
メッセージとLINE VOOMの使い分け
動画配信の効果を引き出すためには、メッセージとLINE VOOMの使い分けを意識する必要があります。
メッセージ欄での動画配信では、リアルタイムに幅広い学生に向けた短い動画を配信し、LINE VOOMへの投稿では空き時間にじっくり見ることができる長めの動画を配信するような方法です。
また、LINE公式アカウントでは配信した動画の見られ方やメッセージ開封率、誘導先となるURLのクリック率などを分析画面で確認することができます。
分析結果をもとに、トーク画面をメインにしてLINE VOOMへの投稿も同時に行うべきかを検討すると良いでしょう。
配信頻度とタイミング
動画配信を行う際には、配信頻度とタイミングも重要なポイントになります。これは、テキストメッセージやリッチメッセージなどにも共通するコツで、とくに配信頻度が高くなりすぎないように意識することが重要です。
動画配信の頻度目安は週に1度程度で、配信が頻繁になってしまうとそれほど興味をもっていない学生から、ブロックされてしまうリスクが高くなるので注意してください。
また、配信するタイミングは、受験勉強を頑張っている学生の隙間時間や、登下校のタイミング(電車・バス通学の時間帯)に合わせると良いでしょう。
受験生目線の情報を盛り込む
動画で配信する情報は、受験生目線に立ってどんな情報を求めているか検討しながら、求められている情報を盛り込むことが大切です。
「この大学ではどんな学びを得ることができるのか」「どんな4年間を送ることができるか」など、入学後の様子がイメージしやすくなるような情報提供を行う必要があります。
また、昨今の新型感染症に際して、オープンキャンパスに来ることができない志願者にも配慮することも欠かせません。
キャンパスの雰囲気や教授の紹介などの情報を盛り込み、動画視聴でオープンキャンパスに参加したかのような体験ができるように工夫しましょう。
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まとめ
大学入試広報としてLINE公式アカウントで動画配信を行う場合、大学の魅力がどのようなところなのかを明確にしておくことも大切です。
在学生にアンケートを取り、より受験生目線に近い意見を取り入れてみるのも良いでしょう。
伝えたい情報をただ流すだけでなく、どうしたら学生により魅力を伝えることができるかを考えるようにしてみてください。