LINE公式アカウントのリッチメッセージを大学入試広報で活用するには

大学入試広報のためにLINE公式アカウントを運用する際、「リッチメッセージ」を活用すると、訴求力の高いメッセージを送ることができます。 では、実際にリッチメッセージを活用してメッセージの訴求力を高めるためには、どのようなポイントを意識して作成すれば良いのでしょうか。 今回は、LINE公式アカウントで利用できるリッチメッセージの配信方法や、訴求力を高めるために意識したい作成時のポイントについて紹介します。


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LINE公式アカウントのリッチメッセージとは

LINE公式アカウントのリッチメッセージとは、通常のチャット形式でやり取りを行うメッセージとは異なり、画像やテキストを合わせたメッセージの配信が行えるもののことを指します。

テキストと画像をひとつのメッセージにまとめて配信できるため、簡潔でわかりやすく訴求力の高いメッセージを送ることができる機能です。

リッチメッセージは、タップすることでリンク先やクーポン画面を確認できるため、大学のホームページやオープンキャンパスの情報に導線をつなげることができます。

LINE公式アカウントでは「リッチメニュー」という機能がありますが、リッチメッセージとは異なり、トークルームの下部にQ&Aやアクセス、予約ページなどの独自設定したメニューを固定表示できるものです。

リッチメッセージとうまく使い分けながら、大学入試広報に活用していくと良いでしょう。

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リッチメッセージの配信方法

リッチメッセージは、普通のメッセージ配信とは異なる方法で配信を行うため、配信方法を間違えないように注意しなければなりません。ここからは、リッチメッセージを配信する手順とポイントについて紹介します。

1.リッチメッセージを作成する

リッチメッセージを作成するには、まずLINE公式アカウントを取得する必要があります。

LINE公式サイトにアクセスし、LINE公式アカウントの取得を行いましょう。公式アカウントの取得は無料です。

LINE公式アカウントを取得したら、アカウントのページにあるメニューバーから「リッチメッセージ」をクリックします。

LINEのスマホアプリではリッチメッセージを作成、配信することができないため注意してください。(2021年6月現在)

リッチメッセージの作成をクリックしたら、タイトルを入力しておきましょう。

2.テンプレートを選択する

リッチメッセージのタイトルを入力したら、テンプレートからサイズを選択します。

・正方形:1040px × 1040px
・カスタム:幅1040px × 高さ520~2080px

9種類から選択できますが、テンプレートによって配信したメッセージ画面の分割枠の数が異なるため注意してください。

リンクやクーポンを設定したい場合には、必要な数に合う枠のテンプレートを選択しましょう。

テンプレートには、タップできる枠の数が1~6つまであります。それぞれ異なるリンクやクーポン画像、テキストの設定ができるので、テンプレート選びは重要です。

ただし、カスタムテンプレートを選択した場合、タップできる範囲がひとつだけになるうえに、テンプレートに沿って画像作成することができなくなります。

リッチメッセージの作成に慣れていないときや、タップできる枠が複数あるものを配信したいときは、複数の枠に分割されたテンプレートを使用すると良いでしょう。

3.画像を作成する

テンプレートを決定したら、リッチメッセージに載せる画像の作成を行います。すでに画像を用意している場合には「背景画像をアップロード」を選択することで、任意の画像を使用することが可能です。

一から画像を作成するときは「画像を作成」を選択すると、リッチメッセージの作成画面上で作成することができます。

テンプレートの枠ごとに作成でき、背景色の設定や枠線の追加、テキストの挿入などが可能です。

作成が完了したら「適用」をクリックして保存しておきましょう。テンプレートで複数の枠があるものを選択している場合には、枠ごとに画像のアップロードや作成を行う必要があります。

4.アクションを設定する

テンプレートで選択した枠のすべての画像が作成できたら、アクション設定を行います。アクション設定は、配信を受け取ったユーザーが画像をタップしたときに適用されるものです。

アクションは「選択」「リンク」「クーポン」の3種類から選択できますが、選択のアクションはタップしてもなにもアクションが行われない状態になります。

アクション設定から、誘導先に設定したいリンクのURLやクーポンを選択しましょう。

ただし、クーポンを設定したい場合には、事前にクーポンを作成しておく必要があるので、リッチメッセージの作成を行う前にクーポン作成も済ませておいてください。

5.リッチメッセージを配信する

リッチメッセージの作成ができたら、実際に配信を行います。メニューから「メッセージ配信」さらに「作成」をクリックして、配信先や配信日時などを設定しましょう。

大学のLINE公式アカウントを友だち追加しているユーザーすべてに配信するか、性別や年齢、都道府県で絞って配信するかなどが選択できます。

また、事前に配信日時を設定しておけば、任意のタイミングで配信することができるので、より訴求力を高めることも可能です。

配信する際には、「メッセージの形式」からリッチメッセージのアイコンをクリックし、「リッチメッセージを選択」から作成済みのリッチメッセージを選択しましょう。

「+追加」を選択すると、リッチメッセージにテキストメッセージやスタンプを追加することもできます。

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学生の興味を引くリッチメッセージを作成するポイント

大学入試広報でLINEのリッチメッセージを活用する際には、学生の興味を引く内容や配信のポイントを意識することが重要です。

ここからは、学生の興味を引くリッチメッセージを作成するために、意識すべきポイントについて紹介します。

学生へクリックを促す画像を作成する

クリックを促せるような画像を作成するには、画像を見ただけでどのような内容や宣伝なのか、どこへ誘導したいのかをわかりやすく提示することが大切です。

テキストはシンプルに「続きはこちら」「詳細はこちら」など、アクションを促す内容に留め、誘導先の内容をテキストの長文で記載しないように注意しましょう。

内容を絞ることで導線が一本化されるため、より訴求力を高めることができます。

イベント告知やオープンキャンパスの情報に加え、直接大学の教授の話を聞けるような交流会など、学生の興味をひく内容を積極的に発信していくと良いでしょう。

タイトルは最初の10文字が重要

リッチメッセージの配信を受け取った際に、最初に目に入るものは「タイトル」です。そのため、タイトルの最初の10文字に訴求力を高める文言を入れるのも効果的な方法です。

「限定公開」「受験生限定」「完全予約制」など、メッセージを開いて詳細を確認したくなるような内容にすると良いでしょう。

「○月○日〇時から開催」「定員100名」などのように、具体的な日時や定員数などの数値情報を入れるのもおすすめです。

また、スマートフォンのロック画面に表示されるプッシュ通知では、42文字以降は確認することができません。

そのため、タイトルの文章は目的や誘導先と訴求力を意識したうえで、効果的なものを設定する必要があります。

まとめ

LINE公式アカウントのリッチメッセージで配信する内容は、公式アカウントの運用方法や目的に合わせて検討しなければなりません。

LINE公式アカウントは入学者数アップだけでなく、ブランディングによる学生の質向上などにも活用できます。

リッチメッセージを使って、大学の魅力を発信していきましょう。